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「EEM」は、長年の抗がんキノコ研究の成果そのものです。

がん細胞に効いたのは、
ごく身近なキノコでした。

中尾:先生は国立がんセンターに在籍中、長年にわたってキノコの抗がん作用に関しての研究に尽力されました。私自身、先生の研究者としての姿勢や研究成果に非常に大きな影響を受けています。
池川:ありがとうございます。当時は、おそらくまだ誰も本格的に取り組んだことのない研究内容だったと思います。前例がなかったからこそ自由に研究できましたし、注目もされました。

中尾:そうだと思います。キノコに抗がん作用というのは、当時はなかなか結びつかなかったんじゃないでしょうか。

池川:そうですね。レイシに抗がん作用があることが分かって、レイシが効くなら他にもっと効くキノコがあるのではないかという思いで色々と試しました。培養したがん細胞が小さくなるかどうか、消えるかどうか、1000種類以上試したと思います。本当に様々な種類のキノコを試しましたね。  ただ、抗がん作用のあるキノコはなかなか見つからない。試行錯誤の毎日でした。

中尾:当時のご苦労は相当なものだったと思います。キノコはとても種類が多いですし、さらにはキノコの力自体にもまだ謎が多かったわけですよね。がん細胞が小さくなるけれど、何の影響で小さくなっているのかは分からない・・・というような状況ですよね。
池川:はい、抗がん作用があっても、それが何故なのかはっきりしていませんでした。手探り状態で研究を進める中で、キノコに含まれる「β-グルカン」ががん細胞に効くということが分かってきたのです。

中尾:本当に大きな発見ですよね。まさに長年の研究の賜物です。
池川:実は、キノコ以外のものでも抗がん活性の研究をした時期があるのですが、やはりキノコほどの可能性は見つけられませんでした。

中尾:そうだったんですね。そしてさらに、国立がんセンターでの研究が完了した後も自主研究を続けられ、驚くべき事実を発見されました。

池川:はい、たしかに大変驚きました。「β-グルカン」を豊富に含み、抗がん作用のあるキノコが、とても身近にあったのですから。一時期は話題にもなったアガリクスやメシマコブではなく、ごくありふれた食用のエノキ タケとブナシメジだったわけです。

中尾:日頃から慣れ親しんでいるキノコに大きな力があったということですね。
池川:そうなんです。人類が以前から食してきたものです。おそらく直感的に体にとって良いものをとりいれてきたんだと思います。人類は昔から、キノコの力を自然に無意識に感じとっていたんです。

中尾:体というのは本当に不思議ですね。そして、その不思議の理由を熱心に追求して解明なさった先生は、抗がんキノコ研究の先駆者として非常に大きな功績を残されました。

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「キノコ国際学会」で発表すると、
世界中から反響がありました。

中尾:私も先生の研究結果に大きな衝撃を受けました。ごく身近にあり、自然で安全な食用キノコに抗がん作用が認められたわけですから。講演を聴いてご挨拶させていただき、ウクライナで開かれた最初の「キノコ国際学会」にも同行させてもらいました。
池川:そうですね。一緒に向かいましたね。中尾さんの熱心さには、いつも驚かされます。

中尾:とても貴重な経験をさせていただきました。多くの研究者の方々に刺激を受けました。そして、学会の会長に就任されていた先生の発表には、特に注目が集まっていた印象があります。

池川:はい、「エノキタケとブナシメジから抗がん活性が高い物質を抽出できる」ことについて発表しました。世界中から反響がありましたよ。

中尾:欧米からも大きな反響がありましたね。ただ、研究の成果は非常に素晴らしく画期的でも、薬にするのは色々な壁があり難しいとのことでした。
池川:そうです。しかし、なんとかしてこの成果をカタチにし、たくさんの方々の健康に貢献したい、役立てていただきたいという気持ちが大きかったです。だから、薬が困難であれば、サプリメントとして世の中に送り出したいと思いました。

中尾:私は先生のそのお気持ちに強く共感します。本当に良いものを埋もれさせてはいけません。少しでも多くの方々に発信していくべきです。
池川:ありがとうございます。抗がん作用があっても、一定の量を摂取しなければ効果は発揮されません。そのためにも、サプリメントにして、それを飲むだけで一定量の有用食物キノコを摂取できるようにする必要がありました。

中尾:研究ももちろんですが、その成果を世の中に届けるということも非常に大変ですよね。これまでにない研究成果ですから。

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安全な食用キノコの驚くべき力を、
もっとたくさんの方々に知っていただきたい。

池川:研究では、エノキタケとブナシメジの最も効果的な配合比が判明していました。そして、その配合比を活用してサプリメントを開発したんです。

中尾:私も開発に携わらせていただき、素晴らしいサプリメントだと感じました。たくさんの方々にお届けしたいと思いました。

池川:ありがとうございます。もともと食用として親しまれてきたエノキタケとブナシメジですから、安全で味も良いサプリメントができます。さらに、薬との併用も可能です。

中尾:はい、安心・安全という点が非常に良いですね。また、珍しいキノコではないので、量産しやすいところもポイントだと思います。あまりに高額だと続けるのが難しいですからね。

池川:そうなんです。研究成果を注ぎ込んだサプリメントでした。しかし、中尾さんもご存知のとおり、資金面の問題などがあり、あまり広めることができなかった。

中尾:そうですね。せっかく素晴らしいサプリメントであるにも関わらず、販売の継続が難しくなってしまって・・・。

池川:サプリメントが完成した当初は、ぜひ取り扱いたいということで賛同してくださる方がたくさんいらっしゃいましたが、最後まで販売の継続をあきらめずに残ってくださったのが中尾さんでしたね。

中尾:はい、この素晴らしいものをそのまま眠らせてしまうということは考えられませんでした。長年にわたる先生の研究成果の賜物を、世の中に必ずお届けすると決意したんです。

池川:本当に頼もしく、心強かったです。現在も「EEM」として、たくさんの方々の健康のお役に立てていると思うと、あきらめずに研究を続けてよかったと感じます。中尾さんは非常に勉強をなさっているので、研究成果の賜物を安心して託せていますよ。

中尾:ありがとうございます。これからも「EEM」で、健康にお悩みの方々を支えて参りたいと考えています。本日は改めて色々なお話をさせていただけてよかったです。

池川:ありがとうございました。今後もともに免疫について、がん治療について考えていきましょう。

中尾:はい、よろしくお願いします。本日は、ありがとうございました。

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がん患者さんへのメッセージ

がん改善のためには、普段の食生活が非常に重要です。栄養バランスを大切にして、食事内容が偏らないように注意してください。また、体に良いものだとしても、一定量を摂らなければ効果が発揮されない場合があります。「EEM」は、飲むだけで1日あたり1〜2kgものキノコの力を摂取できることになるので、ぜひご活用ください。目の前の治療はもちろんですが、できる限り視野を広げ、総合的な力で改善に取り組むことが大切だと考えます。

つるかめクリニック

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抗がんキノコ研究者
池川 哲郎

経歴
1957年、東京大学医学部薬学科卒業
東京大学大学院化学系薬学専攻課程修了、薬学博士取得
(財)微生物化学研究所入所
65年、国立がんセンター研究所化学療法部入所
キノコの抗がん活性の研究に着手
91年、金沢大学大学 院教授
98年、日本代替医療学会理事就任
99年、日本統合医学研究会理事に就任。